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通訳を目指す人、さらなるスキルアップをしたい人のための通訳自主トレ支援サイトです。

パラフレージング


まとまった長さの音声聴いて理解し、自分の語彙と表現力を用いて、口頭で再現する訓練法です。リテンションと似ていますが、丸暗記ではなく、自分の語彙と表現力で、というところが重要です。簡単にいえば、「言い換え」の練習です。1つの文から、何通りもの言い方ができるように練習します。音声だけでなく、原稿を使っても練習できますが、音声を使用すれば、リスニング力、理解力、情報処理能力、記憶力、語彙、表現力など多くの能力を強化させるのに役立つ訓練法です。難しい文章を使う必要はないので、簡単なものから、練習をはじめてみましょう。このページでは例文を挙げて説明しています。一緒にやってみましょう。


<用意するもの>

● 母語または外国語のセンテンス

● ICレコーダーなど自分の声を録音できるもの


パラ・フレージングとは、まとまった長さの音声を聴いたり、原稿を読んだりして理解して、自分の語彙と表現力を用いて、口頭で再現する訓練法です。丸暗記ではなく、自分の語彙と表現力で、というところが重要です。音声の場合は、リスニング力、理解力、情報処理能力、記憶力、語彙、表現力など多くの能力を強化させるのに役立つ訓練法です。


<パラフレージングにお勧めの素材>

 無料の素材

理解できるレベルのものであれば何を使ってもいいです。ニュースや、スピーチ、エッセイなど何でも利用できます。

BBC 

みなさん御存じのBBCです。英語学習者に嬉しいページがたくさんあります。トップページの「Word in News」をクリックすると、単語や音声、スクリプトなどが無料でダウンロードできます。

CNN

みなさん御存じのCNNです。いろんな話題があるので、自分が聴いて理解できる程度のものを選びましょう。

通訳自主トレ支援サイトから提供

私が適当に集めたものを参考程度にいくつか載せました。よかったらご自由にお使いください。こちらは音声ではなくてセンテンス集になっています。1文読むごとに別の言い回しで言い変えてみてください。PDFになっているので印刷しても使用できます。

優良の素材では、特にパラ・フレージングにお勧めのものは思い浮かびませんでした。でも結構なんでも使えます。簡単なセンテンスでも、言い換えてみろと言われるとなかなか浮かばないもので、1つは普通に浮かんでも3つも4つも言い換えるとなると結構大変です。

 

<やってみよう!>

 練習方法

ここでは私の用意した簡単なセンテンスで例を紹介します。

ICレコーダーまたは、「保音で録音して後で確認しましょう。
言葉だけをとらえず全体の意味を考えてみましょう。
録音した場合は、後から再生して間違いがないか確認します。

1)I'll bet you could do with a cup of coffee.
(from a novel called 'the Doomsday Conspiracy')


 参考例はこちら


2) My wife is depressed and nothing I do is ever good enough for her, what can I do?
(from a blog written by an American guy)


 参考例はこちら


お得な情報

MP3プレーヤーは持っているけど、ICレコーダーは持っていない、という方が結構いらっしゃると思いますが、通訳の訓練をする上で、自分の声を聞くのはとても大切です。

練習をしている時、自分ではちゃんと言えているつもりになっていても、実際に録音して後から聞いてみると、発音が不明瞭だったり、正確に言えていなかったりするものです。

ICレコーダーをわざわざ購入しなくても、オンライン上で録音、再生、保存ができる素晴らしい「保音」という無料サービスを見つけたので、よかったらここのサービスを使ってみてください。(管理人さんからこのサイトで紹介する許可をいただきました。)ダウンロードしたりする必要もなく、ブラウザ上でそのまま使用できます。もちろん、ダウンロードして保存することもできます。
使用する時は、入力音声ミュートにチェックを入れてください。
 *入れないとエコーがかかります。

ICレコーダーのない方でもできるので、早速一緒にやってみましょう。